自分らしさや宗教。
中学・高校のときに答えのなかった疑問への答えと考え方をくれる哲学の入門本
読んだきっかけ
読んだ本におすすめと書かれていたので、読んだ本。
哲学は難しいですが面白い学問で好き。
でも内容が難しいのと私はカタカナを読むのがなぜか苦手(英語もできない)からなかなか学んでなかった。
今回は色々学びたくて読みましたよ
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タイトル的にもこれならきっとすぐに読み切れると思っていた。
けど、アラサーでも難しかったんだけど、、、?
自分の中でなかなか時間がかかってしまった。
- 文章が長い(回りくどい表現が多い)ので飲み込むのに時間がかかる
- 選んでいる言葉は平易なんだけど、言っている情報の難易度はやっぱり高い(概念的、抽象的)
とはいえ、哲学の全体像をなんとなく把握できた、かな?
哲学者は大きな挫折を経験しているのだなぁ
本の冒頭にはなぜ哲学者になったのかの経緯が書かれています。
筆者はパニック障害になった経験があるのだとか。
先日読んだ本でも感じたけど、哲学者の方は繊細でよく考える方が多いのかアイデンティティクライシスになりやすい感じ。
宗教と哲学の違いが面白い
宗教は「物語」で、哲学は「概念」なんだそう。
私はキリスト教の学校に通っていましたが、聖書のストーリーとか物語。
宗教というのは元々は異端だったけれども、時間の中で主流となり政治と合わさって権威のゲームになっていくと。
宗教や世界史はあまり詳しくはないけど、わかる。
世界情勢とかのことはまさにこれなんだろうな
無神論者なのでそんなに宗教大事なのかピンとこないんだけど、自分の信じる物、そしてそれが政治にも関係あるなら重要なんでしょう。
微妙に気になる表現もあり、、、
家父長制っぽい記載があって、そういうのが気になる私は若干モヤモヤ。
2009年の本だからしょうがないけど、中学生にこれを読んでジェンダー的規範に囚われてほしくないとは思ってしまいますね。
おすすめレベル
おすすめレベル:★★★★
基礎理解:★★★
サクサク:★★
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