#名刺代わりの小説10選 (2021年8月版)

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選定理由

私という人間を作ってくれた影響の大きかった作品を選びました。

小説をよく読んでいたのが中学時代にインパクトが大きかったものと、大人になって読んだ数少ないでも印象的だった作品どちらもあります。

これからたくさん読めるといいな。

また、内容的にグロい作品や重たいテーマが苦手な傾向があります。

理由としては性格的に、ネガティブな情報に引っ張られることが多いからです。

選定作品

1.運命の恋を叶えるスタンダール

2.出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 

3.百瀬こっちを向いて

4.GOTH

5.本と鍵の季節

6.リズム

7.砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない

8.さよなら妖精

9.コンビニ兄弟

10.クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

運命の恋を叶えるスタンダール

水野敬也さんの作品です。

いつだかにスタンダールの「恋愛論」を購入して挫折したので、タイトルに惹かれたのとサンプルをKindleで読んで続きが気になりそのまま購入。

筆者さんについては「夢を叶えるゾウ」などが有名ですがまだ読んだことはなく、この作品を読んだきりですね。

ライトでサクサク読めて、楽しく、そして最後にうるっときて、「自分も変わろう」というポジティブな気持ちで読み終わりました。

結果、自分の恋愛もうまくいくならいいんですが、私はあまり恋愛したくないので、そこについてあまり活かせてはないです笑

よくある女性向けの恋愛指南の本を読むならこういう本の方が、自分も考えながら読めるので成長できるのではないかなと思っています。

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 

著者は花田菜々子さん。実話ベースでで書かれた小説とのこと。

タイトル通りのあらすじですがその行動力がすごいなと。

本好きってシェアしたい気持ちが強いと思うので、私ならブログだし、人によってはツイッターで伝えていくそれがきっかけで読むことで、相手の興味や視野が広がるかもしれないって面白い話ですよね。

読みたい、伝えたい気持ちが高まる本です

百瀬こっちを向いて

中田永一さんの作品。恋愛小説作家。

夏に飲むソーダみたいなシュワシュワとした恋」読んだ時の感想が自分のずっと頭から離れない本です。(もしかしてどこかで見た文章なのかもしれないですが)

拗らせている私にとっての恋というのはこういうティーンのような話で十分なんです。

短編で読みやすく、夏の暑い日に爽やかに読んで欲しい一冊

GOTH

乙一さんの作品。先日、単独で記事書きました。

ブログでも書きましたが中学生時代に読んでインパクトが強く、私の中の価値観に影響が強かった本です。

乙一さんの本は昔に発刊されている本は全部読んでいた(はず)なのですが、その中で選ぶならという感じです。

失踪HOLIDAYやさみしさの周波数なども好きで、当時の自分の支えでした

本と鍵の季節

米澤穂信さんの本。これもブログに書きました。

米澤さんの作品の中で、氷菓か小市民シリーズかこの作品いずれかを選ぼうと思ったのですが、最近読んだ中でヒットだったので選択。

歳を重ねるにつれて、高校時代にできなかったことや感じていたことの影響はどうやっても残るのだと感じます。そういう心のざらつきを感じる本です

リズム

森絵都さんの作品です。

読書楽しさを自分に与えてくれた本だと思っています。

自分の記憶にある自分で選んで読んだ小説はこの本が最初です。

読んだきっかけは図書館にあり表紙が好みだったから。

今は表紙が変わっている(文庫版?)かなと思いますが、私のイメージは青くて空みたいな綺麗な本でした。

再読しようと思いつつ、もう何年も再読していないので今年中には読みたいところ。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

桜庭一樹さんの作品。

桜庭さんの作品は自分が女性であることを痛感しながら生き、考えるきっかけでした。

これも読んだのは多感な中学生時代。タイトルの意味を知った時のショックというか、はっとする感じが衝撃的な本でした。

最初に読んだ頃よりももっと守れないで生きている今読むとどう感じるのか、気になる本です。

 

さよなら妖精

米澤穂信さんの本です。

高校時代の読書感想文に選んだ本です。(なぜ選んだのかは忘れました)

私の中では自分の知らない海外の歴史の話が舞台で、今よりももっと無知な自分としては衝撃的な本でした。

ミステリー要素よりのことはすっかり忘れており、無力な主人公の立場がなんだか自分と重なってしまい結構しんどかった記憶が強いです。

シリーズものの一作目なのを今知りました。

コンビニ兄弟

町田そのこさんの作品。これもブログに書きました。

大人になってみて、思ったよりも辛いことの感じ方の幅が広くなってきたと感じています。

自分でコントロールできないことの方が圧倒的に多く、それまた辛い。

そういう時にふわっと心に寄り添ってくれた本です。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

西尾維新さんの作品。

私と本の関係は主に中学に構築され、そして立派な中二病でしたがその土台でもあるのが「戯言シリーズ」ですね。

この本の影響で京大に通うの夢でした。叶わぬ夢でしたが。

日本語の面白さに取り憑かれ、京大には行けませんでしたが日本文学を学べる大学を専攻。

そのきっかけは、この本の独特な文体な気がします。

主人公・いーちゃんに憧れて達観したような子供でもありました。

当時のいーちゃんが達観して見えただけで、いーちゃんの年齢を超えた私が読むとどう映るのでしょうか。(やっぱりKindleで買って積読してます。)

終わりに

私の中には読書を「楽しむ」から「しなくてはいけない」に変わって、10年以上の歳月がすぎブランクがある状態。

ただ、10年以上読んだものでも私の中で輪郭は残っているのだと思います。

21年8月版でこの本をまずは私の名刺代わりにさせていただきましたが、また折をみて再度同じテーマでブログを書きたいと思います。

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