平安姫君の随筆がかり一 遠藤遼/置かれた環境で懸命に生きる

読書記録

人生できっと聞いた事のある源氏物語や枕草子。

平安時代に対して興味のある人や謎とき要素の好きな方にお勧め。

どこかの本屋さんの新刊紹介で面白そうと思って購入。

サクッと落ち込まないで読めそうな本をと思い読みました。

講談社タイガとは

小説と物語を愛する人のための小説レーベル

http://taiga.kodansha.co.jp/

最高のレーベルですよね。他の作品も面白そうですよ

どんな作品?

主人公は清少納言。

次々起こる後宮での謎を、助手の紫式部と共に解決するお話。

現在(2022/03/21)は2巻まで発売中とのこと。

文体が読みやすい

枕草子などの引用もありながら、基本的には現代かなで記載されているので理解しやすい。

(読み仮名がもう少し多めだとググりやすくてありがたい)

固有名詞を除き、わかりにくい表現が極力排除されているので

登場人物の言葉や行動がイキイキとイメージできます。

こんな世界だったらよかったのに

どこまでが本当?な世界観なんです。

まずは設定。

調べながら読んだところ、清少納言と紫式部が後宮にいた時期は重なっていないんですよね。

なのでこの作品の前提自体がフィクション

(ここら辺の知識は昔に習った程度だとすぐ忘れますね。)

だからこそ、この後の展開がどうなるのか気になりますね。

史実通りなら、定子は父・道隆の死去や伊周の左遷などがありながら、天皇から寵愛を受けますが若くて亡くなります。

彰子は定子の子を育てながら、長生きするという展開になりますが、この作品にこのような悲しい展開は似合わないようにも思います。

ぜひ道長を蹴散らしてほしい。続きが気になって仕方ありません。

清少納言という魅力的な人物

実際には絶対になかった、紫式部がワトソン役という組み合わせ。

清少納言はかなり性格がさっぱりとした、

立場が上の男性に対して強く自分の意見を出したりする人物。

実際の時代にはあり得ない人なのだろうなと思います。

現代の物差しで見てもこのくらい強くものを言える人が案外少ないので見ていて気持ちがいい。

弁が立つのはかっこいい

現代においても、たまに男性に対して無知なふりをしている女性へのメッセージなのかと考えてしまった。

(いやこれは流石に拡大解釈しすぎだけど)

清少納言から紫式部へのエールは、現代女性に対するエールなのかもしれないなと、

勇気をもらった私としては思うのです。

源氏物語や枕草子が読みたくなる

元々平安時代が好きなこともあり、史実でどうだったのか、

本当に生きた彼女たちのことが気になっています。

角川ソフィア文庫で購入済みでした!ナイス私、紫式部日記も買ってるね。

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