今過ごしているコミュニティが全てと感じる感覚が、子どもでも大人でもあると思います。
特に子どもはより強いのではないかな。
コミュニティが上手くいかない状況の時、この本は希望を見つけてくれると思います。
本作は本屋大賞受賞作で、Twitterでも好きな本をあげられているのを多数見た本でずっと気になっていた本でした。
作品紹介
学校での居場所をなくしてる中学生のこころ。
ある日、部屋の鏡が突然光出した。
中に入って見ると城のような建物とオオカミのお面をつけた少女がいた。
城にはこころ含めて似たような境遇の7人が集まっていた。
1年以内に城に隠された鍵を見つけると願いが叶うという。
期限までに鍵が見つかるのか。
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読みやすさ
ストーリー:★★★★
構成:★★★★★
登場人物:★★★★
トータル:★★★★★
上下巻だからある程度ボリュームはあるけど、スルスル読めるし字も大きいから一気読み。
感想
これを読んだタイミングで、個人的にまぁまぁ失望している落ち込んだ状況でした。
そこから希望を見ようと目を向ける助けになりました。
主人公のこころちゃんは中学1年生でしたが、大人の年齢になってもまだまだ脆い面ってあるよね。
主人公のこころちゃんが真っ直ぐで一生懸命な子で味方になりたくなる子。
周囲の理解者も素敵でした。
自分は子どもの味方になる機会は少ないけど、もし機会があったらこの作品のような味方になりたい。
後半の伏線回収に胸が熱くなり。
話が進む中である程度予想はしていたのだけど、予想以上の展開がありました。
うまくいかないことに悩む子どもたち、大人に渡したい本。
私は特製プレゼントBOXを自分用に購入しましたが、確かにこの本はプレゼントにいいよね。
あの頃に私に読んで欲しかった本。
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