神さまのビオトープ 凪良ゆう/私だけの世界を生きていく

読書記録

凪良先生の世界観に夢中です。

様々な感情と周囲から言われることに揺れる「今」読みたい作品なんです。

作品紹介

主人公のうる波は、事故死した鹿野くんと暮らしている。

2人の生活を中心に出来事が描かれる4編が収録。

読みやすさ

ストーリー:★★★★★

構成:★★★★

登場人物:★★★★★

トータル:★★★★★

短編で読みやすく、文章も美しいです。

ストーリー展開も暗くなく、流浪の月よりもキャラクターに癖がないので読みやすい思います。

今なら限定カバー付き。

限定カバーの写真です

感想

うる波ちゃんの自分の世界を生きる強さが好きです。

幽霊の夫・鹿野くんと生きることによりたくさんのことを捨てていて強い。

夫を亡くしているものの一緒に暮らしているからか、

ややファンタジーのようなところもあり、

流浪の月よりも読みやすい作品だなと思います。

4編の作品が載っているのですが、その中だと「マタ会オウネ」がすごくよかったです。

他の話はほろ苦いところがありますが、この作品は苦い中にも希望のあって。

読みながら思ったのが、すごく好きな人がいる、うる波ちゃんが羨ましい。

自分だけの幸せがあって、それを抱きしめて生きていける勇気。

出てきた人物とも、周りとも違うけど、私も周りに言えない秘密や毒があり。

普通と言われる幸せを強制せず、私も自分の合わせを大事にしていい。

次のおすすめの本

読みながら2作品のことを思い返していました。

未読の方ははぜひ読んでみてください。

切り口が違いますが良い本です

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