なるべく働きたくない人のためのお金の話 大原篇理/自分サイズの生活

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おすすめレベル

サクサクレベル:★★★★

ミニマルへの憧れ:★★★★★

実現可能性:★

概要

生きるために必要なお金。

あればあるだけ欲しくなるお金。

今FIREブームですが、ブーム前から実践していた大原さんの生活や考え方がまとめられた本です。

世間から離れた暮らし

25歳から年収が100万円以内の隠居生活を6年していた筆者。

この本の文章は明るくライトで押し付けが全くない。

筆者の人となりが伝わってきました。

社会にいると「あれが欲しい」とついついなるし、他人の批判や「こうすべき」みたいな声が大きく聞こえると思うんですが、達観している筆者は気にしない。

羨ましい。

携帯を持たない期間もあったとのことで、自分を理解しない人をシャットアウトしていたことも大きいのかもしれません。

憧れはあるけど、自分にはできないなと思いながら読んでいました。

極端なところが面白いですが。

自分の価値観について考えるきっかけ

本文の中で「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」について考えるように書いてありました。

私のやりたくないことは自分の時間を削ること。

今、残業が多くて苦痛なんですが、当然なのだなと思っています。

価値観で言えば、自分の手放せないものの多さ。

それは悪いことではないけど、持ちすぎると大事なものだけも無くしてしまうよ。

ミニマムでいたいのに、ものを多く持つことでの安心感を持つ感覚。

何から安心したいのか。

やりたくないことをやっているストレスなのか物に溢れる。

理想と今の生活とのギャップを強く感じた。

やってみたこと

やりたくないことリストを作成しました

すでに記載の通り、時間のコントロールが効かないことがしんどいなぁと。

コントロールしたいのにできないことがとにかくイライラして、すり減る感覚

自分が余裕がなさすぎて、汚い自分でいる気がして。

その恐怖でちょっと落ち込みました。

ストレートでまっすぐな文章だからだと思います。大原さんの強みなんですよね。

文章の書き方がわかりやすいのと見た目も可愛いので、ライトな本ではあるものの実際には人間の見栄やエゴについて考えてしまいます。

内容はもっと深く刺さる本です。

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